怪談えほん (11) まどのそと (怪談えほん 11) – 2019/7/13
佐野 史郎 (著), 東 雅夫 (編集), ハダ タカヒト (イラスト)
絵本「まどのそと 怪談えほん11 作:佐野史郎 絵:ハダタカヒト 編:東雅夫」を読んでみた。
一度読んでも意味がわからなくて、もう一度読んでみた。理解しようとするのはやめた。
窓が、かたかた鳴っている。窓が気になって覗くと、そこにはのっぺらぼうが……でもよく見ると、自分の顔。妹はとなりですうすう眠っている。
表紙は窓枠とその外の緑の雑草が生えている庭。家の壁のようなものに遮られて、その向こうはわからない。
物語の中では、噴火のニュースがやっていたことが書かれている。それが窓が鳴る原因かなと思わせているけれど、よくわからない。ただ庭木は荒れていて、父親や母親だと思っていた人たちは実は違ったという事がわかる。そこで妹だと思っているぬいぐるみを連れて家から抜け出す。
わからない。窓が揺れているのが噴火のせいなのか。父母妹はどこにいってしまったのか。男の子は人間だったのか。男の子はどこに行こうとしていたのか。全部がわからないまま終わる。
わからなさすぎて、『怖い』よりも疑問符しかわかなかった。
疑問が沢山の物語。ごちそうさまでした。
絵本『まどのそと 怪談えほん11』