2023年 2月のアーカイブ

「金閣寺」を読んで

金閣寺 (新潮文庫) – 2003/5/1 三島 由紀夫 (著) 「金閣寺」を読み直してみた。 いつ読んだのか忘れたけど20ぐらいの時……だったかな。 当時は性的なものがちょこちょこ目立って、うーんと思ってしまった作品だった。テーマは「コンプレックス」なのだろうけど、性的な...

某文学賞の感想。

去年は読まなかったので、感想も書かなかった。 今年は書くぞ……と思ったのに、一作、読む前に消えてしまった。 というわけで、2作分だけ感想を書く。 『沃野』 あらすじ:農機整備士として働く塔子の教育担当になった葛西。塔子は初心者で経験がなかったが、コツコツと一つづつ経験を積み重ね...

「戦争は女の顔をしていない」を読んで

戦争は女の顔をしていない – 2016/2/17 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳) 「戦争は女の顔をしていない」を読んでみた。 数年前に話題になっていて読もうと思いながら、欲しいものリスト入りにして眺めていた作品。 『同志少女よ敵を打て』...