とうふこぞう (京極夏彦の妖怪えほん4) – 2015/3/2
京極 夏彦 (著), 東 雅夫 (編集), 石黒 亜矢子 (イラスト)
絵本「とうふこぞう 作:京極夏彦 絵:石黒亜矢子 編:東雅夫」を読んでみた。
家の中にもおばけが入り込んで来る恐怖……に怯える男の子のもとに『とうふこぞう』がやってくる物語。こわくない顔のとうふこぞうに男の子は笑い出す。
前半は男の子の恐怖がじわりじわり迫ってくる絵なのに、豆腐小僧が出てくると途端に雰囲気が変わる。豆腐を持っているだけの子どもと黄緑と黄色の着物が可愛い。
怖がらせる要素がなくなって、男の子の笑顔もいい。一緒に猫まで笑い出している。……でも、ネコの笑顔はそれはそれで不気味かもしれない。
楽しい妖怪えほん。
ごちそうさまでした。
絵本『とうふこぞう』
絵本「うぶめ 妖怪えほん1」を読んで
絵本「つくもがみ 妖怪えほん2」を読んで
絵本「あずきとぎ 妖怪えほん3」を読んで
絵本「とうふこぞう 妖怪えほん4」を読んで
絵本「ことりぞ 妖怪えほん5」を読んで