怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4) 大型本 – 2012/2/29
恒川 光太郎 (著), 東 雅夫 (編集), 大畑 いくの (イラスト)
絵本「ゆうれいのまち 怪談えほん4 作:恒川光太郎 絵:大畑いくの 編:東雅夫」を読んでみた。
表紙絵は独特でよくわからないけど、たぶん菜の花。そして、男の子ふたり。絵が独特すぎて、怖さはない。
物語は、友人に起こされて「ゆうれいのまち」に行く。そこで、幽霊に捕まって、生活することになる……何年もそこにいて、やがて。
リピートものらしいなということが最後でわかる。さて、この主人公の年齢はいくつなのだろう。友人とは『何』なのだろうという怖さが最後に襲ってくる。
絵もよくわからないけど、そのわからなさが『怖さ』に繋がっていくからすごい。具体的に何というものではないけど、理屈が通じない世界みたいだなということが絵からもわかる。
物語のおかしさ、変な感じと、絵の変な感じがうまく合致して『怖い』
変な怖さのある物語。ごちそうさまでした。
絵本『ゆうれいのまち 怪談えほん4』
怪談えほんシリーズ感想
「悪い本 怪談えほん1」を読んで
「マイマイとナイナイ 怪談えほん2」を読んで
「いるの いないの 怪談えほん3」を読んで
「ゆうれいのまち 怪談えほん4」を読んで
「ちょうつがい きいきい 怪談えほん5」を読んで
「かがみのなか 怪談えほん6」を読んで
「おんなのしろいあし 怪談えほん7」を読んで
「くうきにんげん 怪談えほん8」を読んで
「こっちをみてる 怪談えほん9」を読んで
「はこ 怪談えほん10」を読んで
「まどのそと 怪談えほん11」を読んで
「おろしてください 怪談えほん12」を読んで
「いただきます ごちそうさま 怪談えほん13」を読んで
「おめん 怪談えほん14」を読んで