2024年 2月のアーカイブ

「美徳の不幸」を読んで

美徳の不幸 (河出文庫 サ 1-8 マルキ・ド・サド選集) – 1992/12/4 マルキ・ド・サド (著), 澁澤 龍彦 (著) 「美徳の不幸 作:マルキ・ド・サド 訳:澁澤龍彦」を読んだ。 買った本。SM(サドマゾ)のサドである。……という事で読んでみた。 姉のジュリエ...

「ネコばあさんの家に魔女が来た」を読んで

ネコばあさんの家に魔女が来た– 2020/4/1 赤坂 パトリシア (著), めばち (イラスト) 「ネコばあさんの家に魔女が来た 著:赤坂パトリシア」を読んでみた。 実はネット小説で読んでから、書籍を図書館で借りてみた。大きな違いはほとんどなくてエピローグとホッケケジャリ...

「絶対猫から動かない」を読んで

絶対猫から動かない – 2020/3/28 新井 素子 (著) 「絶対猫から動かない 作:新井素子」を読んでみた。 去年、面白かったとお勧めされた本。 面白いと思うのは分かる。わかるけど、私には合わない。 『電車に乗った夢に閉じ込められる』という物語。主人公は『大原夢路』と...

「リハビリの夜」を読んで

リハビリの夜 (シリーズ ケアをひらく) – 2009/12/1 熊谷 晋一郎 (著) 「リハビリの夜 著:熊谷晋一朗」を読んでみた。 実は去年図書館で借りたけど、気が乗らなくて途中まで読んで返した。少し落ち着いて、読める感じになってきたので改めて借りた。 官能という言葉が...

絵本「ごんぎつね」を読んで

ごんぎつね (日本の童話名作選) – 1986/10/1 新美 南吉 (著), 黒井 健 (イラスト) 「ごんぎつね 作:新美南吉 絵:黒井健」を読んでみた。 「誰が国語力を殺すのか」に載ってたので、読んでみたくなった。 ごんぎつねがいたずらして、殺されてしまう話。説明しな...

某文学賞の感想。

今年も感想を書くのです。今年は三作、失くしてない。地震でワタワタしてたけど、作品の載った新聞はちゃんとキャッチできた。 「疾風迅雷、駆け抜けろ」 イノシシ狩りをする女性の物語。 タイトル通り『駆け抜ける』空気感がすごいと思った。山を荒らすイノシシ。それを狩るための猟銃も罠も使...

絵本「どんなかんじかなあ」を読んで

どんなかんじかなあ 大型本 – 2005/7/1  中山千夏 (著), 和田誠 (イラスト) 絵本「どんなかんじかなあ 文:中山千夏 絵:和田誠」を読んでみた。 相手の立場を考える絵本。 目の見えない友達、耳の聞こえない友達、両親を亡くしてしまった友達、その友達のことを考え...

「誰が国語力を殺すのか」を読んで

ルポ 誰が国語力を殺すのか – 2022/7/27 石井 光太 (著) 「ルポ 誰が国語力を殺すのか 著:石井光太」を読んでみた。 興味深い話がたくさんあった。 序章の『ごんぎつね』が読めない小学生は、この本が話題になっていた時にも聞いた。 『ごんぎつね』の中の『近所の人が...