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絵本「はこ」を読んで

2025/05/12

怪談えほん (10) はこ (怪談えほん10)  – 2015/5/21
小野不由美 (著), nakaban (イラスト), 東 雅夫 (編集)

はこ (怪談えほん)

絵本「はこ 怪談えほん10 作:小野不由美 絵:nakaban 編:東雅夫」を読んでみた。

怪談えほんシリーズの一冊。たまたま図書館で目にした黒い絵本。気になって借りてしまった。
きゅっとする恐怖がたまらない。

何かがなくなったり、いなくなったりするたび『はこ』が開かなくなる。音だけがするけれど、やがてしなくなって箱が開く。そこには何もない……。
次は……。

じわじわ来る恐怖が文字と絵で迫ってくる。好き。こういうの好き。
全体的に黒っぽく、赤い色が目立つようになってる配置なのも素敵だ。
短くて読みやすいのに、恐怖はしっかり残していく。最後までドキドキさせられた。


怪談えほんというシリーズになってるみたいなので、他の本も借りてみようと思う。
ごちそうさまでした。


怪談えほん10『はこ』