ふしぎ駄菓子屋 銭天堂12– 2019/10/21 廣嶋玲子 (著), jyajya (イラスト)
「銭天堂12 作:廣嶋玲子 絵:jyajya」を読んでみた。
最初から不思議な人物が出てくる。アニメを見てるので、これ、あれだ……と思ってしまった。
『楽だお札』
楽に受験突破をしたい男の子が『楽だお札』を露店の銭天堂で買う話。受験は突破したけど……。ミスが面白かった。そして、受験だけしか見えてないのも、この時期あるあるっぽくて好き。
『インココイン』
ものまねをしたい女の子が『インココイン』を銭天堂で買う話。
注意事項を読まずに使って失敗する。
『田舎もなか』
田舎が欲しい男の子が『田舎もなか』を買う話。
都会あるあるっぽいなと思って読んだ。田舎って不便よ。
『ホームビーンズ』
探し物をすぐ見つけたい男性が『ホームビーンズ』を買う話。
ホームビーンズでも銭天堂は見つけられないのは徹底してていいなと思う。
『お仲間まんじゅう』
盆栽仲間を見つけたい男の子が『お仲間まんじゅう』を買う話。
これを読みながら、昨今の『トランスジェンダー』や『同性愛者』も人がいる場所でいうのはダメなのよね……そういうのに限らず、あまり人に言えない趣味も『秘密で楽しみたい』人はいるんだと思って読んだ。少し前なら『オタク』と言われたアニメ趣味なんかもそこに入ってただろうけど、今は人に話して楽しめる。
『なつかれナッツ』
子供に懐かれたい女の子が『なつかれナッツ』を買った話。
それ、懐かれたって言うのか?と思いながら読んでしまった。泣かない。大きな声をださない。相手の言うことは何でも聞くって……しつけ済みペットみたい。
九条博士始動……みたいな話だった。最初ってこんな感じだったのね。
すべての話が『事情聴取』みたいに話を聞きに行く人が最後に挟まっている。読書からは怪しいキャラが出てきたなということが分かる12巻。