おしえてジェンダー! 「女の子だから」のない世界へ – 2023/5/19
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン (編集)
『「女の子だから」のない世界へ 編:プラン・インターナショナル・ジャパン』を読んでみた。
「わたしは女の子だから」の本と似たようなことが書かれていた。
もくじに沿って書いてみる。
第1章 身の回りにあるジェンダー
女の子への偏見についてや多様性、世の中の仕組みについて。
仕事でのジェンダー差やリーダーになるかどうかなど基本的なものが書かれてる。ダイバーシティ(多様性)とジェンダーでは、LGBTIQ+という……呪文かと思える文字が並んでいた。増やしすぎ。全部一まとめにすると、ややこしいので分解して欲しい。
性別は4つの要素で決められている。身体の性、心の性、好きになる相手の性、性表現。
身体の性で『インターセックスは中間でどちらにも分類されない場合をさします』とあるけど、インターセックスにも性別はある。ただ、身体の形が一般的な男女と違うだけで、染色体は男女のどちらかになっている。Xが多いなどの異常はある。
これ、性未分化の当事者団体からも『性別はグラデーション』の例として出すのやめてくれというのをみかけてるので、この部分だけどうにかして欲しいと思う。
第2章 ジェンダーと暴力
ちかん、デートDV、AV出演にJKビジネス、オンライン・ハラスメント、など一通りの暴力が書かれている。
『同意』の本などを読んで、人権について学んでほしいと思う。
オンラインハラスメントはよく聞くので、こだわりがないなら『男性名』を使った方がいいのだろうなと思う。私の名前はどちらだろう。文章が固いので、女認定から外れそうでもあるなとは思っている。実際、会った後で『女性だったのね』と言われたことがある。女性っぽい気のきいた文章ではなくてごめんとは思うけど、女性であることは隠してないし女だからこうだという事もたくさん書いてる。……名前、関係ないな。
第3章 世界の女の子が直面するジェンダー問題
この章は「わたしは女の子だから」にも書いてあったのと同じ世界の章だった。感想はそちらで。
第4章 ジェンダーフリーな社会をつくろう
1994年から男女ともに家庭科になったとある。私、ギリギリ男女共だった時代の人なので、『なんで男が家庭科しなきゃいけないんだよ』という男の子たちと家庭科をする羽目になった。一つ二つ上の世代は別だったのに『なんで俺たちだけ』という男の子たちはいたし、切り替わったらすぐに変わるわけではないという証拠をちゃんと覚えてる。
でも弟の世代は『男女平等だろ』と言う時代。高い場所にあるものを取ってという時に身体差考えたら、台なしで届く弟に頼むのは男女差別ではないと思うんだよな。なんか、使いどころをイマイチ間違えて覚えてるのではとも思った。……切り替わる時期ってそういうものかな。
他にもいろんなことが変わってきたよという事が書かれている章。
そして、これからも変わっていくし、変えていくという終わり方。
その為に学びは必要。
だから、インターセックスのような間違った情報は気をつけようね←しつこい。
身体は男女に分かれている。染色体に異常があっても男女のどちらかに分かれる。
大半は悪くないのだけど、身体の性に中間があるという事が書かれてるだけで、お勧めできないなと思ってしまった。なのに、読む前に妹に勧めてしまったので、後悔している。
妹には後から身体の性別は中間はないよと伝えておいた。
身体は男女に分かれる。心は自由だし、他人に対応を変えてというのも自由。でも、身体別のスペースは分けよう。……私はそう思う。