ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 – 2013/5/14 廣嶋玲子 (著), jyajya (イラスト)
「銭天堂1 作:廣嶋玲子 絵:jyajya」を読んでみた。
飛び飛びで読んだ銭天堂やっと1巻を手にした。
2巻目を先に読んでしまったけど、2巻目はやたらと『白い髪はおばあさんみたい』だとか『けれど、肌は若い』という言葉が並んでて気持ち悪いなと思ったけど、1巻目はそんなことはなかった。2巻を読んだときは過敏になってた時期だったからかな。
アニメですでに見ている……ハズだけど、鯛焼きは記憶にない。見たのかな。忘れたかな。
『型ぬき人魚グミ』
人魚になってしまう女の子の物語。グミ美味しそうと思いながら読んだ。説明を読むのって、面倒だよね……。
『猛獣ビスケット』
アニメで何度も見た猛獣ビスケット。万引きをして手に入れたビスケットを注意書きも読まずに食べてしまう男の子の物語。
これも注意書きを読まない。銭天堂あるあるな物語と思ってしまった。
『ホーンテッドアイス』
このお話、好き。家がお化け屋敷になってしまうアイスの物語。欲しい。クーラーがないから、このアイスが欲しい。お化けも好き。
『釣り鯛焼き』
鯛焼きを釣る男の子の物語。
記憶にないので、面白く読めた。釣り竿が直せてしまうのはすごいなと思う。
『カリスマボンボン』
これはカリスマ美容師になる物語。最終的に他人のお菓子を横取りして、元のお菓子『カリスマボンボン』の効果が消えるという痛い目を見る。クズっぷりがいい。
『クッキングツリー』
虐待家庭の子どもに料理が出てくるツリーを渡す物語。お母さんがいい人になる終わりが素敵。大体の物語は、注意書きを破ると良くない事が起こることになるけど、この物語は『結果的に(子供たちにとって)良いこと』になっている。
ただ、こういうの現実では母親も問題を抱えていて……という複雑な構造があるから、母親から見ると『酷い子供たち』なんだよなとも思ってしまった。いや。児童書なのでそういう視点は要らないのはわかってるんだけど。
アニメで知ってる物語なので、映像が頭の中に流れる。安定の面白さ。