怪談小泉八雲のこわ~い話 (2) 単行本 – 2004/7/1 小泉 八雲 (原著), 高村 忠範 (著)
「小泉八雲のこわ~い話2 食人鬼 原作:小泉八雲 絵・文:高村忠範」を読んでみた。
3つのお話。小泉八雲がまとめた昔話って意外と多いのかなと思い始めた。どこかで見たお話だったけど、詳しくは覚えてないので新鮮。
・食人鬼
死人が出ると、村を出なければいけないという掟の村に泊まった旅のお坊様。一人、村に残り、死体やお供え物を食い漁る鬼と遭遇する話。
人と食う話はいろいろあるけど、坊さんが鬼になる話だった。お坊さんでも食うに困る時代だったんだな……って、それ、現代と変わりないようなと思ってしまった。
・ムジナ
のっぺらぼうのお話。
よく聞く話なのでサクサク読めた。
・青柳ものがたり
旅の途中で出会い妻にした女は柳だったという話。
木が人間の姿になって人間と結婚する話……もいくつかあったような。柳だったかどうかは忘れてしまったし細部は覚えてないので新鮮だった。
ムジナはいつものパターンで安心して読めた。それ以外は細部を覚えてないから、新鮮だった。楽しかった。
ごちそうさまでした。