怪談小泉八雲のこわ~い話 (8) 単行本 – 2009/9/1小泉 八雲 (原著), 高村 忠範 (著)
「小泉八雲のこわ~い話8 化け蜘蛛 原作:小泉八雲 絵・文:高村忠範」を読んでみた。
5つの物語が入っていた。昔話によくあると思ったけど、小泉八雲はそういう話をまとめた人なので当たり前だった。
子供向けなので文字が大きくて分かりやすくて読みやすい。言葉の説明もしっかり入っているので、わからない言葉をそのまま読めるのもよかった。
・化け蜘蛛
寺に出た化け蜘蛛退治の話。
昔話によくある話……侍と蜘蛛が戦うシーンがよかった。
・水あめを買う女
水あめは赤ん坊のためだったという話。
これもよく見る話……小泉八雲だったのか。
・鏡の乙女
枯れない井戸に住む毒竜に囚われた女の話。
このお話は覚えがない。他のお話に比べると長めだけど、読みごたえがあって面白かった。
・勝五郎の転生記
生まれ変わりの話。
……『転生』今どきの言葉みたいだなと思ったけど、言葉自体は別に古いわけでもないのかと思い直した。
・興義和尚の話
お魚の絵を描いてた和尚さんが夢の中で魚になるお話。
お魚、食べられなくなってしまう。
どれもどこかで見たことがあるお話だけど、言葉の説明がついてるので意味をちゃんと掴みながら読めたのよかった。児童書のこういうところ好き。(ただ、物語が途切れるのが困るけど)
面白かった。ごちそうさまでした。
小泉八雲のこわ~い話感想
「小泉八雲のこわ~い話1 耳なし芳一・ろくろ首」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話2 食人鬼」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話3 幽霊滝の伝説」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話4 破られた約束」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話5 雪女」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話6 死骸にまたがった男」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話7 亡霊」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話8 化け蜘蛛」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話9 死者の影」を読んで
「小泉八雲のこわ~い話10 おしどり」を読んで
「『怪談』をかいたイギリス人 小泉八雲」を読んで