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「小泉八雲のこわ~い話10 おしどり」を読んで

2025/10/30

怪談小泉八雲のこわ~い話 (10) 単行本 – 2009/10/1 小泉 八雲 (原著), 高村 忠範 (著)
怪談 小泉八雲のこわ~い話 おしどり・その他五編 (10)

「小泉八雲のこわ~い話10 おしどり 原作:小泉八雲 絵・文:高村忠範」を読んでみた。

6つの物語。大きな文字で読みやすい児童書。

・おしどり
つがいのおしどりのオスだけを殺した猟師の前にメスのおしどりが現れる話。
少し怖い。呪いかな。

・蠅の話
死んで蠅になって戻って来る話。
目印つけても元気な蠅、それだけで妖怪の類では?と思ってしまった。

・お亀の話
夫の元に通う妻の霊の話。死にそうな男を親が救おうとする。
親の愛と妻の呪い(愛)の対比が怖い。

・ちんちん小袴
ものぐさ(めんどくさがり)な新妻の元に妖怪が現れる話。
歌が楽しそうだなと思う。そして、そこまでめんどくさがりでも生活が出来てしまうのすごいと思う。

・よみがえり
よみがえったけれど、元の体はもうないので別人の体でよみがえる話。
甦るのも簡単ではない……。

・おばあさんとだんごと鬼の話
転がっただんごを追いかけるおばあさんのお話。
おむすびころりんみたいだと思ってしまった。


どれもどこかで聞いたことのある話だけど、改めて読むと楽しい。文字が大きいので目が疲れない。サクサク読める。脳内では日本昔話のアニメーションで映像が出てくる。ほとんどが日本昔話のアニメになってるお話……だと思う。

ごちそうさまでした。



小泉八雲のこわ~い話10 おしどり

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