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絵本「どんなかんじかなあ」を読んで

2024/03/10

どんなかんじかなあ 大型本 – 2005/7/1
 中山千夏 (著), 和田誠 (イラスト)

どんなかんじかなあ

絵本「どんなかんじかなあ 文:中山千夏 絵:和田誠」を読んでみた。

相手の立場を考える絵本。

目の見えない友達、耳の聞こえない友達、両親を亡くしてしまった友達、その友達のことを考えて、目を閉じて、耳栓をして、両親がいない事を考えてみるひろくん。
目を閉じたら、音が聞こえて、耳を閉じたら、いろんなものが見えた。でも、両親がいないのはわからなかった。

そして主人公ひろくんは体が動かない。それをお友達は体験してみたと伝えてくれる。


立場というか、感覚だろうか……。でも、その感覚を『考えてみる』だけでもすごいなと思う。主人公が『身体が動かない』というのが最後に明かされるのではっとさせられてしまった。

ふっと『相手の事を考えるとは』を知りたいときにいいかもしれない。
ただ……説教臭い感じは抜けない。こういうのバランスが難しいなと思う。


『絵本 どんなかんじかなあ』