かっぱ (えほん遠野物語) – 2016/6/28
京極夏彦 (著), 北原明日香 (イラスト), 柳田国男 (その他)
「えほん遠野物語 かっぱ 原作：柳田邦男 文：京極夏彦 絵：北原明日香」を読んでみた。
遠野のかっぱのお話。
遠野のかっぱの顔は赤い……となっているけど、絵は全身赤い。
赤い河童が馬にとりつこうとして、馬に引っ張られ村人に捕まる話。
河童は馬よりも力がないようだ……。なのに、馬にとりつこうとしていたの？と思ってしまった。
河童が産まれて、捨てようとするが気が変わって見世物小屋に売ろうと振り返ったら消えている話。
こういう話って、病気や人種が違う人などちょっと『変わった人たち』がばけもの扱いされた……みたいなのがあるから何とも言えないなぁと思う。
見世物小屋にはそういう人たちが集まってたんだろうな。
振り返ったら消えていたというのは狐でも咥えて行ったのかな。赤ん坊なんて動物のいいエサだろうなと…頭をよぎった。
昔話はリアルに考えるとエグミが強い。
この本も最後に地図があるので作中の地名と合わせてみると楽しい。この辺りのお話なのかと分かる。
ごちそうさまでした。
絵本『かっぱ』
えほん遠野物語感想
絵本「えほん遠野物語 ばけもの」を読んで
絵本「えほん遠野物語 おまく」を読んで
絵本「えほん遠野物語 しびと」を読んで
絵本「えほん遠野物語 かっぱ」を読んで
絵本「えほん遠野物語 まよいが」を読んで