まよいが (えほん遠野物語) – 2016/4/28
京極夏彦 (著), 近藤薫美子 (イラスト), 柳田国男 (その他)
「えほん遠野物語 まよいが 原作：柳田邦男 文：京極夏彦 絵：近藤薫美子」を読んでみた。
山奥の不思議な館。そこには立派なお椀が揃った膳が並んでいた。それを見た女は逃げ帰る……そして、川からお椀が流れてくる。
ちょうど『日本昔話』のアニメを見てたので、この話もあったと思って読んでしまった。
『まよいが』は遠野の話。白望山という山の話も書いてある。音が聞こえたり、金の『とい』と『ひしゃく』が落ちていたりと不思議なことが多い。
まよいがが出てくるのは３つめのお話。
お椀を手にした女は裕福になっていく……というハッピーエンド。
この本も後ろに簡単な地図があるので話と地図の位置を確かめることもできる。
そして絵も可愛い。ひっそりとばけもの（おばけ？）のようなものがあちこちに混ざっている。少し探してしまった。こういうの楽しい。
不思議なお話、ごちそうさまでした。
絵本『まよいが』