編集

絵本「元気? 世界の子どもたちへ」を読んで

2025/05/12

元気? 世界の子どもたちへ 単行本 – 2023/9/20 長倉 洋海 (著)
元気? 世界の子どもたちへ

絵本「元気? 世界の子どもたちへ 著:長倉洋海」を読んでみた。

絵本ではなくて、写真集……かな。
これまで読んだ「はたらく」「いのる」「北の島」「南の島」「ダリアちゃん」の5冊と重なる部分もあったけど、全部込められていて読みごたえがあった。
北や南に限らず、紛争地や世界のあちこちの小話。この時にギリギリ行けたけど、コロナ過で行けなくなったという話も混ざっていた。コロナは世界旅行も停止になったんだよな。

子どもたちの顔も素敵で見ているだけで、すっと背筋が伸びた感じがする。
くったくのない飾らない顔、大人の真似をして背伸びをした姿、まっすぐ決めポーズ、子供ではいられなくて大人びた顔。いろんな姿が写真になっている。日本とは違う環境、違う価値観、違う文化、そういうものを知ることが出来る。

エピソードにもほんわかする。世界の子どもたちの写真。学びや夢、成長記録にもなっている。どうやって最後の質問と回答もなるほどと思いながら読んだ。
海外で困るのは『トイレ』というのはいろんな本でも見かけるけど、日本のトイレは整備され過ぎていて海外だと本当に困るんだろうなぁ。

ただ、こういう無断撮影は徐々に禁止になっていくのだと思う。無断で子供の写真を撮るのは先進国では通報されて当たり前だし、途上国も同じ流れになると思う。覚える言葉は『写真を撮っていいですか?』。そして、『OK』と『NO』の聞き取り。そういう注意書きが必要になる時も出てきそう……と思ってしまった。無断撮影ができる時代ではない。
とはいえ、そういう野暮はあまり言いたくもないんだよな。かなり昔の写真もあるし、その時代はまだOKだったというのもわかるから。


他の本も読みたくなってしまった。
ごちそうさまでした。

絵本『元気? 世界の子どもたちへ


絵本「元気? 世界の子どもたちへ」を読んで
絵本「草原が大好きダリアちゃん」を読んで
絵本「北の島」を読んで
絵本「南の島」を読んで
絵本「いのる」を読んで
絵本「はたらく」を読んで