ネコになりたかったクモのルイージ – 2024/1/29
ミシェル・ヌードセン (著), ケビン・ホークス (イラスト), 福本友美子 (翻訳)
絵本「ネコになりたかったクモのルイージ 作:ミシェル・ヌード 絵:ケビン・ホークス 訳:福本友美子」を読んでみた。
「としょかんライオン」と同じ作者と絵の人……ということが本を開くと書いてあった。
としょかんライオン、読んだのを思い出した。本作に入る前に作者さんや絵師さん、訳者さんのエピソードが書いてあった。作者さんの実際のエピソードを元に書かれた本ということが分かる。
こういうの読んでるだけでワクワクしちゃう。
古そうな家に潜り込んだクモが子ネコに間違われてベティと一緒に過ごす物語。クモはルイージと名付けられ、食事して一緒に遊ぶ。最初は乗り気でなかったルイージもそれが楽しくなってきて、ネコのふりをしてベティと一緒に過ごす。やがて、自分が『クモ』ということがバレてしまい……。
ほんわかする物語は『としょかんライオン』と変わらない。そして、最後まで優しくてほんわかする。絵柄も優しくて、ネコになるために足を耳やしっぽに見立てているクモの絵は楽しかった。
ただ……さすがに毛むくじゃらのクモ。手のひらサイズは触りたくないなと思ってしまう。絵は可愛く描かれてるけど、実物はこんなに可愛くないだろうなと。そして、クモや昆虫の中には毒を持つモノもいるので直接触らない方がいい。
現実的に考えると、触るのは危険なのでやめようね……と言いたくなる。
ついでに私はクモは平気で触れるけど、クモや昆虫などにとっても『人間に触られたいわけではない』というのを見かけてから、なるべくティッシュでつまむ様にしてる。他の生き物には『触らない』のがお互いのため。と、また、現実的なことを考えてしまった。
絵本は本当にほんわかしてて、よい絵本。
ごちそうさまでした。
絵本「としょかんライオン」を読んで
絵本「ネコになりたかったクモのルイージ」を読んで