– 1999/3/18 ささや ななえ (著), 椎名 篤子 (原著)
「続・凍りついた瞳」を読んでみた。
『被虐待児からの手紙』という副題の通り、大人になった被虐待児の視点。
漫画なのでサクサク読める。
5話あるが、すべて女性が主人公というのに疑問がわく。
たまたまそうなったのか、女性の方が『手紙』という形で吐き出せるというのか。
そして、5話中4話がラストに『子供を通して、自分も変わる』というオチになっている。(1話目は妊娠中で『わからない』で終わっているけど)
大人になった被虐待児が我が子に対して手を出してしまうというパターンも同じ。
これでは被虐待児が虐待をする親になる……と言う風にも見えてしまう。
もっといろんなパターンの物語が見たかったなと思うケド、
『子供の視点』で大人になっても苦しむという事が主題なら十分伝わるなとも思った。
この時代だからこの形式なのかなとも思う。少し調べると、この時代は虐待ものが話題になってた頃だったようなので。(私は子供でよくわかってなかった。ただ、家にあったので読んだ本を今大人になって、読み直している)
凍り付いた瞳シリーズ他 虐待防止系の本
「凍りついた瞳2020」を読んで
「凍りついた瞳」を読んで
「続・凍りついた瞳」を読んで
「新・凍りついた瞳」を読んで
「児童福祉士 一貫田逸子」を読んで
「家族の中の迷子たち」を読んで