新 凍りついた瞳 (愛蔵版コミックス)
– 2003/9/19 ささや ななえ (イラスト), 椎名 篤子 (原著)
「新・凍りついた瞳」を読んでみた。漫画です。
1話 SOS、SOS、助けて
虐待が発覚していても、引っ越して、支援が途切れて亡くなってしまった子の話。
この本が出てから約20年経った今も、時々聞く話。
DVも酷く、母親が父親から逃れなかったというのも……なんか、最近聞いたようなと思いながら読んだ。
2話 サウナの家
児童養護施設で育つ子供の話。
馴染みがないので、こんな感じなのかな……という感想しかない。
3話 長い家路
自立支援ホームの話。
……こちらも…なんか、何とも言えない。
4話 母子治療
タイトル通りのお話し。
虐待してしまう親と子供たちへの支援。
父親の身長を越えた息子が、父親を組み伏せる事で立場が逆転する。
……でもそれって、息子にそれだけの度胸と不満がないと出来ないんだろうなぁとぼんやり思った。
5話 二人の法医学者
法医学者の話。虐待でなくなった子どもを見分けるには……アメリカと日本の違い(昔の話で現在ではない)とか
傷痕からどんな虐待かを見分けるとか。
虐待防止のシステムをまとめて読んだ感じ。
虐待については最初の『凍りついた瞳』ほど詳しく書かれているわけではないような。
現状もこんな感じなのかなと『凍りついた瞳2020』を思い返してしまう。
20年……大人が成人してしまう時間だけど、虐待防止はゆっくりとしか進んでいない。
せめて世間が『子供への暴力をしつけと呼ぶのはあり得ない』という感覚をもつぐらいにはならないと……虐待は減らないような気がする。
凍り付いた瞳シリーズ他 虐待防止系の本
「凍りついた瞳2020」を読んで
「凍りついた瞳」を読んで
「続・凍りついた瞳」を読んで
「新・凍りついた瞳」を読んで
「児童福祉士 一貫田逸子」を読んで
「家族の中の迷子たち」を読んで