7SEEDS コミック 全1-35巻 セット
– 2017/8/10 田村 由美 (著), 小学館
7SEEDS 外伝 コミック
– 2018/1/10 田村 由美 (著)
※最終巻の表紙、全巻セット(伝外除外)リンク
「7SEEDS」全35巻+伝外を読み終えた。
それぞれの巻の簡単なあらすじと感想。
簡単な説明
隕石衝突後の未来の日本が舞台。
春夏秋冬(夏だけA・Bの二つある)のチームにそれぞれ7人とガイド一人で計8人で未来に放り出される。
主人公の一人なっちゃんは夏Bチーム。花は春チーム。
秋は恐怖政治で秩序を保っていて、冬の生き残りは一人だけで犬たちと一緒に暮らしていた。
夏Aは未来に行くために育てられた優秀な子供たち。
1巻
夏Bチームなっちゃんの登場、ヘタレすぎて可愛いけど、この性格でこの環境(サバイバル)……厳しすぎる。
真っ先に死にそうになっているのを嵐が助けたので、なっちゃんと嵐がくっつくと思った。
2巻・3巻
人類滅亡後の世界という説明。嵐の恋人花の登場で、話がガラリと変わる。
ヘタレななっちゃんと違って、花は能力が高く言いたい事をズバズバ言ってしまう性格。
ここで、なっちゃんと花の二人が主人公っぽい事が分かる。
この辺りで「なっちゃんキライ」という感想をたくさん見た気がする。
ヘタレすぎる……花の方がはきはきしていて好きと思う人が多かった。
個人的には、ヘタレなっちゃんの方が好きだし、私もヘタレなので共感できる。
4巻
なっちゃんでも、花でもない。冬のチームの話。
え?さらに視点が増えるの?と、主人公の意味を考え始めた。
5巻・6巻
なっちゃん達が秋チームと出会う。秋のチームには追い出される。
春チームに冬の生き残り合流。
……何これ、花もなっちゃんも『両手に花(男)』な感じで、恋愛のごたごたが起きるやつ?と思った。
どちらも女の子一人に男の子二人の3人旅になっている。
7・8・9巻
夏Aチームの子供時代。
エグイ選抜方法。一番の被害者が夏Aチームと分かる物語。
10・11巻
秋チームが分裂。秋チームの一部が花たちと会う。
秋チームの一人が妊娠発覚。
シェルター竜宮の話へ。
12巻
秋チームのガイド十六夜の死。…ここに来て、人殺しが起きる。
なっちゃんに話が戻って、春チームの一人と一時合流していじめられる。
夏Bチームが全員集合する。春チームはバラバラになっている事判明。
13・14・15・16巻
春チームの子供が夏Aに保護されて、酷い扱い(人体実験&おとり)に……。
夏Aの欠けている部分がよくわかる。暴力を受けて育った子供は暴力を肯定するという言葉を思い出した。
蝙蝠に襲われて、秋と春チームの一部と冬が夏Aと一緒に活動する。
花の父親が7SEEDSのメインスタッフと発覚。
安吾(夏A)が花へレイプ未遂。涼はひっそりと花とハルの殺害企て。
花が流されて行方不明。その他チームメンバーによって、安吾と涼(夏A)が追放。
17・18・19・20巻
夏Bと安吾・涼が合流。
武器庫の船で核ミサイルを止める。
21・22・23巻
(流された後の)花の一人旅。
花と春チームの一部と合流。シイタケ事件で冬チームについて回ってた犬たち死亡。
火事が起きる。
24・25・26巻
それぞれのチームが移動して、『夏Aと秋チームがいた場所』を目指す。
が、夏Aと秋チームも移動して佐渡へ
27~35巻
花たちが佐渡へ、通信ロボットでなっちゃんと初の会話。
佐渡の地下通路(?)をアリを避けながらあちこち移動。
通信ロボットでみんなと連絡を取りながら最終的に『箱舟』を動かして脱出。
出産を終えて、地下を脱出。
終わり。
……書きだすと長いなー。
13~16巻くらいが面白かった。
改めてみると、視点があちこちに散っていて、感情移入なんて無理と思えた。
ラストなんて……苦行かと思ってしまった。
延々と地下の洞窟(?)を走り回って出られない。いや。出ようとしない。
30人のキャラがあちこちに散っていて、それぞれが目的を持って移動する。
(一部全く移動しないキャラ達もいたけど)
誰がどこにいて何してるんだっけ?と頭を整理させるだけで、疲れた。
地下を走り回ったのを最後に『産道』に例えていたけど……
読者としては産道に30人もいたら、お母さん(作者さん)大変だわねとしか思えないわけで。
それを読む読者も大変だった。
伝外は、その後の日常みたいな感じ。
さらに次へ続く。。