絵本「空はみんなのもの 文:ジャンニ・ロダーリ 訳:関口英子 絵:荒井良二」を読んでみた。
空はみんなのものという言葉が繰り返される。そして最後に出てくる問いにハッとさせられる。
『おしえてほしい』の内容が深すぎる。絵柄が可愛くてほのぼのしながら風景の絵を見てたら、最後で刺された。この絵本は『詩:文章』が先にあって絵が後からついたのだろうけど、文字フォントも手書きっぽい感じで素朴さを出しながら最後は素朴ではない。
『どうして 空はどこまでもつながっているのに 大地はさかいめだらけなんだろう』
最後のたった一言。でも、そこまで見てきた空の大きさや広さや青さが消えてしまうほど『大地』の印象が強く残る。
どうして、さかいめだらけなんだろう。でも、鳥も魚も獣たちもその境目を気にせず渡る。渡ることが出来ないのは人間だけ。
深く読ませてくる絵本。
ごちそうさまでした。
絵本『空はみんなのもの』