アンダーアース・アンダーウォーター: 地中・水中図絵 (児童書) 大型本 – 2016/12/16
アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ (著), 徳間書店児童書編集部 (翻訳)
「アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 著:アレクサンドラ・ミジェリンスカ ダニエル・ミジェリンスキ」を読んでみた。
この本も大きすぎたので、図書館で読んできた。
一方には地中のことを、もう一方は水中の事を書いてある。どちらから読んでも楽しい絵本。
これが真ん中で『地球の中心』にたどり着く。こういう仕掛けも面白い。
・アンダーアースには
虫、動物、植物、野菜、根などの自然の話から始まる。それがケーブル。パイプ、天然ガス、電気、ガス、上水道、下水道、トンネル、地下鉄と、人工物に変わっていく。
それが終わると、化石や遺跡、洞窟、鉱山、地下の倉庫。
さらに地震のことや、地下の水、間欠泉……と地中に深く沈んでいく。
地球の掘削で目標15㎞を掘る目標があったらしいけれど、そこまではたどり着けなかった話も。理由は熱。12㎞地点での予想は100℃だったのに実際は180℃と高温でドリルが持たなかった。この調子だと15㎞地点は300℃だったろうと予想されている。
地球は思ったよりも熱いのかと思ってしまった。
そして、赤道が地表中心から一番遠いという話も書いてあった。なぜなら赤道の辺りが膨らんでいる楕円の形になっているからということも。ということは、南極か北極から掘った方が、地球の中心に辿り着きやすい。
地中、面白い。
と思いながら、次は海中を開いた。
・アンダーウォーターには
湖、海、浮かぶ沈む、サンゴ礁、巨大な落ち込み穴などの自然。
ダイビングの歴史、潜水服や水圧、潜水艦のこと。
深海の巨大生物、海上のプラットホーム、タイタニック号などの沈没船のこと。
深海の生き物、つりざおのある魚と光を発する魚。
……深海の生き物はこの間読んだ絵本にもあった。
マリアナ海溝、世界の底。
淡水のほとんどは氷。北極と南極の氷河と万年雪、地面の下にも氷がある。
……。このあたり、マップスにも通じるものがある。
熱水噴出孔の話から、さらに下の地球の中心の話へ。真ん中で同じ話になるようにしてある。
と、こちらも盛りだくさんで今まで読んだ本が駆け巡った。
どちらも楽しい。読んでて面白い。
一冊で2度楽しめる。
ごちそうさまでした。
「マップス 新・世界図絵」を読んで
「アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵」を読んで