「ボクと、正義と、アンパンマン 著:やなせたかし」を読んでみた。
アンパンマンの作者のエッセイ……だけど、時代を感じさせる価値観がチラホラと混ざっていてその部分は少し考えてしまった。いや。その時代を生きたらそうなるのはわかるけど、現代だと少しキツイ。
5つの章があった。
第1章 ボクと、正義と、アンパンマン
アンパンマンにまつわるお話。……他の著作で見かけたような話だなと思って読み流してしまった。
第2章 子どもは先生
赤ん坊は天使で、子供は先生……ということだけど、正直、理想化させすぎな気がしてしまった。これが『理性で押さえられない衝動を持っている』という意味なら、歳をとったらまた理性が働きづらくなって、子供に戻れるよと身も蓋もない考えが頭をかすめてしまう。
第3章 人生はよろこばせごっこ
この章も他の著作で見かけたような話。
第4章 女の子・男の子
最初のエッセイからどぎつ過ぎた。『現代の女性に求める九の反省』最初、読み間違えてて『女性に対する反省』かと思ってしまった。読み進めたら真逆だった。『女性は慎みを持て』というこの時代の人あるあるの話。だったら次は『現代の男性に求める九の反省』かと思えば、そんな話は全く入ってなかった。
最後に『実のところ自分も大いに反省しているのです。』159pと、反省しているふりを入れれば無罪になると思ってるのもグロイ。
第5章 表紙の取れた本
子どもの頃の本の話……。お坊ちゃまな空気を感じるエッセイ。
この時代の人だとこういう感じだよなぁと思いながら読み終えてしまった。私もその時代を生きてたら、そうなってたと思う。でも、現代に生きてしまってるので、こういう価値観はきついなぁと思いながら読み終えた。
もう少しアンパンマンの話が出てくるかと思ったけど、そうでもなかったのが残念。
ごちそうさまでした。
