「少年の魔法のつのぶえ 編:ブレンターノ、アルニム 訳:矢川澄子、池田佳代子」を読んでみた。
小説かなと思ってたけど、ドイツのわらべうたや民謡を書き記したものだった。サクサク読めて楽しかった。
時にはこの詩はあの物語?と予測できるものが出てきたり、いい感じの歌と思っていたら最後にとんでもない単語を置いていたりする。地方の民謡やわらべ歌ってそういうもの。
訳もちゃんと韻を踏むように書いてあって、歌が頭に自然と浮かぶ。もちろん、元のリズムはわからないし、日本語訳だから元のものとは全く違う音が脳内に浮かんでいるんだろうけど。わらべ歌ってこんな感じと思いながら読み進めてしまった。
一番面白いと思ったのはp104の『ゆりかごのそばで』という詩。
一行目が『こんなやくめとつゆしらず』と始まり、最後の行は『さあねろってば このがきめ』と、どう見てもこんな歌では眠れないのでは?という単語で終わっていた。
……わらべ歌ってこういうものだっけ??とも思ってしまったけど、クスリと笑える。
ここまで過激ではなくても、すっとぼけた歌に皮肉を入れた歌、悲観や喜びなどいろんな感情が歌に込められていて、読んでるだけで楽しい。
ごちそうさまでした。
