かっぱ (おばけ話絵本) 単行本 – 2011/10/14 杉山 亮 (著), 軽部 武宏 (イラスト)
絵本「かっぱ 杉山亮のおばけ話絵本3 作:杉山亮 絵:軽部武宏」を読んでみた。
図書館で怖い絵本の展示がしてあって、そこにあった。本当は遠野物語の「かっぱ」が読みたかったけど、なかったので代わりにこれを借りてみた。
かっぱの話。
魚の捕れない苛立ちで池に石を投げこむと、かっぱが池に引きずり込んできて……というもの。
最後はかっぱとも仲直りしているので、怖いのは池に引きずられたり、父親に化けて娘に会いに行くシーン。ドキドキさせられた。でも実は子供想いの素敵なかっぱ。子どもも気を失っていただけで死んでなかったので、人間の親子はかっぱに薬を塗って助ける。
絵は色がハッキリしてるけど、なんだか固い感じもする。でも暗い色がいい感じに怖さを強調してくれる。表紙は河童も女の子もかわいい。トンボの髪飾り……皿飾り?が可愛い。
ドキドキとラストのほんわかな感じが好き。ごちそうさまでした。
絵本『かっぱ おばけ話絵本3』