ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11) – 1982/1/1
あまん きみこ (著), 上野 紀子 (イラスト)
絵本「ちいちゃんのかげおくり 作:あまんきみこ 絵:上野紀子」を読んでみた。
改めて読み直したくなった。
教科書ではなくて、ちゃんと絵本で一冊として読めるの良いなと思う。
絵がふんわりとしながらも怖いシーンはしっかり怖い。でも、子供を怖がらせるような絵ではないのがいい。物語も改めて読むと家族と一緒のシーンは短めだったんだなと思う。
いろんな人の優しさに触れながらも、一人で死んでいく女の子。
他人に与えられる優しさには限りがある。余裕のない戦時中にはこういう子供たちがたくさんいた。……でも、家族との幸せなつながりがあっただけ救いはある。
かげおくり……やってみたくなるけど、昨今の日の光は強すぎて目によくない気がする。かげおくりにいい感じの日ざしってどれくらいなのだろう。
戦争はダメ。
ごちそうさまでした。
絵本『ちいちゃんのかげおくり』