きつね、きつね、きつねがとおる (ポプラ社の絵本) – 2011/4/8
伊藤遊 (著), 岡本順 (イラスト)
絵本「きつね、きつね、きつねがとおる 作:伊藤遊 絵:岡本順」を読んでみた。
絵はほのぼのしている。物語もほのぼのしている……と思ったら、少しひやりとする風景に変わった。このまま怖い話になるのかなと思っていたら、ほのぼので終わる。
怖いけど、怖くない絵本。
大人をうらやむ女の子。背が高くて、いろんなものが見えて羨ましい。でも、大人には狐たちは見えなかった。綺麗な花嫁衣装も狐のコックも。おとうさんとおかあさんにどんなに訴えても見えない。
そして最後は……。
少しのドキドキと最後までほのぼのした風景が読んでいて心地よかった。怖い物語が苦手でも読める怖い絵本……かな。
ごちそうさまでした。
絵本『きつね、きつね、きつねがとおる』