編集

絵本「星の王子さま」を読んで

2025/01/16

絵本で出会う 星の王子さま 【3歳・4歳・5歳からの絵本】
– 2015/11/16 サン・テグジュペリ (著, イラスト), 工藤 直子 (翻訳)

絵本で出会う 星の王子さま

絵本「星の王子さま 原作:サン・テグジュペリ 訳:工藤直子」を読んでみた。

星の王子さまの本を持ってるけど、絵本を借りてみた。可愛い絵には惹かれてしまう。

絵本なのでエピソードが摘ままれて書かれてる。わかりやすい。けど、パイロットが出てこない。ヘビも出てこない。最後は星に帰って、バラと再会したことになっていて、「へ?」と変な声が出てしまった。

そうか。あのラストはそういう読み方をするんだなと、思った。

私は単純に死んだんだなぁと思ってた。自殺する物語だと思ってたけど、この世界が『物質にとらわれない=肉体を必要としない』のだとするなら、蛇が夢から覚める方法を教えて意識だけを星に戻した……みたいな意味で受け取ってもいいんだろうな。

私、死にたがりだから『星の王子さま』嫌いだと思ってたけど、完全ファンタジーとして考えたらラストは『星に帰った』でいいし、そう思えた方が健全なのだろうなと思う。

なんだか、新しい視点を貰った気分。未就学児用だったけど、読んでよかった。


絵本『星の王子さま』