せいめいのれきし 改訂版 大型本 – 絵本, 2015/7/23
バージニア・リー・バートン (著, イラスト), まなべ まこと (監修), いしい ももこ (翻訳)
絵本「せいめいのれきし 文・絵:バージニア・リー・バートン 訳:いしいももこ 監修:まなべまこと」を読んでみた。
「深読み!絵本『せいめいのれきし』」と合わせて借りてみた。
面白い。
絵本にしては分厚いと思ったけど、中身は地球の……宇宙の歴史?
思ったよりも壮大で数字の桁が数えられない。
時代の区切りごとに簡単な説明がついている。覚えられないけど、壮大でこんな変化があったんだ……と思いながら読むことができる。
宇宙・地球の岩石・植物・脊椎動物などが進化していく。
最初は爬虫類と恐竜の時代。恐竜が絶滅して、哺乳類が進化していく。そして、氷河期が終わって人類が出てくる。
人が出てくると少し雰囲気が変わったような気がした。ここからはどうなるの?? という、ワクワクも出てくる。
人間の後に何か……と一瞬思ったけど、作者自身の話になり、ラストは『こうやって生き物は進化してきて、あなたがその先にいる。主人公はあなた』という話になって終わっていた。
うわぁお。素敵な結び。こうなるのかと思った。進化の先、今はあなたがいると語り掛けることで、『自分がこうしているのは太古の生き物たちがいたから』と引き寄せられる。この仕掛け、すごい。
ぺらぺらめくるページも楽しかった。
思ったよりも簡単に読めて、満足。ごちそうさまでした。