約束のネバーランド コミック 全20巻セット コミック
– 2020/10/1 出水 ぽすか (著), 白井 カイウ (著)
漫画「約束のネバーランド」を読んでみた。
以前、少しだけ読んだけど、今回は図書館で借りて数か月かけて全巻を読んだ。
アニメは残念な出来だったけど、マンガは素敵だった。
テーマが一貫していて、最後までよかった。
『食べる』事や、『世界を変える』事。まっすぐな意思が最後まで変わらないのもいい。『立場を超えて考える事』まで含めてあって、とてもお行儀がいい。
人間の世界はもっと醜悪だという脅しも良かった。
でも、実際にたどり着いた人間の世界は『国境がない』平和な世界。
棘が一つもない物語なのもいい。嫌な人間はとことん『嫌な』人間だけど、憎むべき人間にはなっていないし、主人公のエマ自身が『憎むことから自由になる』と憎まない選択をする。
20巻という適度な長さでぐいぐい引き込まれていった。
漫画が楽しかったので、アニメのあの出来は本当に残念だなと思う。
最後が少し助長かなと思ったけど、エマだからこそあの選択をすると思えばあれもアリかな。エマのキャラクターがまっすぐすぎて本当に好き。
繰り返される「一緒に生きよう」が美しすぎた。
美味しい物語、ごちそうさまでした。