なみのむこうに 大型本 – 2022/6/17
ブリッタ・テッケントラップ (著, イラスト), 三原 泉 (翻訳)
絵本「なみのむこうに 作:ブリッタ・テッケントラップ 訳:三原泉」を読んでみた。
赤い本の次は青い本
なみの間を漂うエラの物語。
こちらも赤い本と同じく『勇気』の物語だけど、はじめは『闇』のシーンで始まる。
「深くてくらい海。くらやみばかり」という……遭難者なのか?という出だし。
でも、白い鳥にネズミイルカにクラゲにクジラが助けてくれて、船は進んでいく。
最後には他の子たちとも会えて、一人ではなかったと気が付く。
赤い本が『壁の向こうは何がある?』という不思議から動くけど、青い本は海に放り出されて一人で進めと言われて必死で進んだ先に仲間がいるというちょっとしたサバイバル。
でも、どちらも『勇気を出して進んで』というメッセージは同じ。
作者さんのプロフィールも載っているけど、ベルリン在住……ということはベルリンの壁の世代なのかなと思った。壁の話ってそういう事?
赤い本も青い本も素敵だった。
二冊まとめて借りることができて良かった。