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絵本「12星座とギリシャ神話の絵本」を読んで

2024/03/09

12星座とギリシャ神話の絵本 –
2016/5/24 沼澤 茂美 (著), 脇屋 奈々代 (著), 中島 梨絵 (イラスト)

12星座とギリシャ神話の絵本

「12星座とギリシャ神話の絵本 作:沼澤茂美 脇屋奈々代 絵:中島梨絵」を読んで

前に図書館で見かけて、借りてみたもの。
丁度読んでいたネット小説が12……13星座(?)の物語だったので、読んでいた小説のあれこれが繋がった。小説はギリシャ神話を基にしていたのかと、思った。メジャーな神さまが出てこないと分からない。詳しいわけではないから。

さて、絵本の話。12星座とそれにまつわるギリシャ神話が書かれている。

星座は季節と見える方向、由来や歴史、探し方まで書いてある丁寧さで夜空を見上げたくなってしまった。うちはド田舎なので、見つけられると思う。ただ、覚えていられないだけで。
12星座を覚えるのは無理。蠍だけは知ってるけど、他の星座は……分からぬ。
せめて自分の星座、『みずがめ座』だけでも覚えようかと思ったけど覚えていられる自信はない。

自分の星座の物語を改めて読むと、人さらいの物語だった。ゼウスに気に入られてさらわれた少年。彼がいなくなったことを悲しむ両親の為に星座にしたと。

神話は時に残酷冷酷で、勧善懲悪ではない終わりなんだよな……と思うけど、改めて読むとめちゃくちゃな倫理観の物語が多いなと思う。近親相関あり、人さらいあり、嫉妬あり、etc。エグミのある物語があふれていた。

面白い物語が沢山あったので満足。

『12星座とギリシャ神話の絵本』