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絵本「うらめしや もののけしょくどう」を読んで

2025/11/13

うらめしや もののけしょくどう (日本傑作絵本シリーズ) 単行本 – 2024/6/15
たにむら のりあき (著)

うらめしや もののけしょくどう (日本傑作絵本シリーズ)

絵本「うらめしや もののけしょくどう 作・絵:たにむら のりあき」を読んでみた。

面白い。タイトルから怖い話を想像してたけど、怖さゼロ。楽しい。面白い。

もののけのための食堂が真夜中に開く。お店は大将と女将さんが切り盛りしている。もちろん、もののけなので『人』ではない。人は出てこない。
そこにやってくるお客さんに出す料理の数々が面白い。身近にあるものを使って『料理』にしている。『物の怪』は道具が化けている。リモコンに箪笥に本棚、花瓶に掃除機、冷蔵庫、歯ブラシにティシュケースなど身の回りにあるものが動き出して料理を食べる。その料理も物の怪に合っている。名前も絵も面白い。

朝になるともののけたちは帰っていく……。

よく見ると表紙を開いた頁と最後のページの絵、少し変わってる。物の怪たちが動いた跡かな。こういう細かい仕掛けも面白い。
ごちそうさまでした。


絵本『うらめしや もののけしょくどう