学校で知っておきたい著作権 (3) 単行本 – 2017/2/28 小寺 信良 (著)
「学校で知っておきたい著作権 3ネットの写真はSNSで使ってもいいの? 著:小野寺信良 監修:上沼紫野 一般社団法人インターネットユーザー協会」を読んでみた。
著作権3冊目。改訂版が出てるので、買う場合はそちらをお勧め。
これは図書館で借りたので古い本の感想になってます。
『ネットの写真は使っていいの?』はダメ。ネット記事のコピペもダメ。
そういう事が書いてある。
この中に『カラオケ店で歌った様子をネットにあげて自慢したい』29pというものがあった。これも本ではダメとなっていたけど、多分今は『カラオケによってはOKしてる場合もあるので、あげることが出来る場合もある』だと思う。私も詳しくは知らないし、期間限定だったのかもしれないけど、あげることができるんだと思った記憶がある。
『本と私的複製の関係』32-33pでは紙の本と電子書籍のメリットがかかれていたけど、紙の本のメリットが雑だなぁと思ってしまった。
『買う前に本を手に取って選ぶ楽しみがある』33p
これ、『買う前に中身を確認する事が出来る』という意味なのかなと思う。電子書籍も目次や最初の数ページは見る事が出来ることもあるけど、本は事前確認ができる。
『本の厚みから、読み始める前に全体の分量がわかる。』33p
これも厚みだけではなくて、中身の文字の大きさや段の組み方などで『全体の分量』が変わるんだけどな。そして、電子書籍だって文字数表記してあるものが……ないのか?
電子書籍を読んだ事がないので分からない。私の読んでたの小説投稿サイトの小説だった。
『ページをめくる感覚から、読み進めている感じがある』33p
これは電子書籍だってページ数の数字から把握できないのだろうか?と思ってしまった。
『買った本を棚に並べると、より満足感がある』33p
電子書籍だって並べられるのでは? これ、紙の本のメリットにする意味があるの?
『サービス終了で読めなくなることがない』とか、『気になった部分には付箋を貼って後から読み直せる』とか、もっと良い点ありそうなんだけど。
32pには『学生にとって毎日つかう教科書が、すべて電子書籍になっている国もあります。』となってるけど、すべて電子書籍にした国が、紙の教科書に戻ってる流れが今です。
所々、情報が古いので改訂版か、他の新しい本をお勧めする。情報の本ってこういう時、せつないよね。
ごちそうさまでした。