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絵本「パッチワーク」を読んで

2024/10/08

パッチワーク – 2023/9/22 マット・デ・ラ・ペーニャ (著),
コリーナ・ルーケン (イラスト), さくま ゆみこ (翻訳)

パッチワーク

絵本「パッチワーク 文:マット・デ・ラ・ペーニャ 絵:コリーナ・ルーケン 訳:さくまゆみこ」を読んでみた。


優しい色合いの絵が心地いい。
みんな違って、みんないろんな色になって、みんないろんな音を奏で、みんないろんな未来がある。
わかりやすい物語というよりも詩のような文章でたんたんと書いてある。

誰かに語り掛けるような優しい文体で、誰かの未来を願うように続いている。

『そのパッチワークが、たとえ、ちぐはぐでも、いびつでも、もつれていても、わかりにくくても、どれも美しいものになるはずだよ。
わたしたちは、みんな美しいのだから』

最後まで美しく優しい言葉で締めてあった。


ただ、これ『パッチワーク』というタイトルから布をツギハギするそういう物語かなと思ってたのよね。そういうものではなかった。

言葉と絵を味わうための絵本だと思う。
ごちそうさまでした。


『パッチワーク』