子どもを守る言葉「同意」って何?YES、NOは自分が決める!
– 2020/10/26 レイチェル・ブライアン (著),
中井 はるの (翻訳)
「子どもを守る言葉『同意』って何? YES、NOは自分が決める! 作:レイチェル・ブライアン 訳:中井はるの」を読んでみた。
こちらも図書館で借りた6冊のうちの一冊。
でも、絵本ではなくて児童書。
こちらの動画を作った人が書いたものらしい。
Tea Concent (日本語字幕版)
↓この動画を本にしたものなので、ざっと動画を見ると本の中身とほぼ同じだった。
Concent for Kids (日本語字幕版)
検索をかけると、日本語版という動画が出てきたけど元動画の紹介がないのは大丈夫なのだろうか?
私は字幕版で以前、見た事がある。そして、音声は頭の中で滑ってしまうので文字である字幕版の方が好き。
でも、人によっては音声の方が頭に入るのかもしれないので、リンクを張っておく。
Consent – it’s simple as tea (日本語版)
Consent for kids (日本語版)
一部、法律や投票に関する部分は違うし、本はもう少し詳しく書いてある部分もある。
『例え話』が多いので一見すると『何を言ってるの?』と思ってしまうかもしれないという点はある。
そして、私も読んでいて、ん??と思ってしまう。
基本的に『性交に関することや、身体への接触に関する話』として読むと、例え話でも入り易いかもしれない。
でも、やはりこの本は読む人を選びそうだなと思う。
『ハグ』という行為はそこまで日本に広がっていないとか、このコロナの時代もあって人との接触が減ったせいもあるケド。
『ハグしていい?』『ダメ』というページがあるケド、子供を抱きしめる人は子供にそんな事を聞いて来ない。子どもだから触っていいと思っている人が多い気がする。もしくは親に聞く=子供の意志は確認しない。
最初の章は同意についてで、『あなたに選択肢がある』『自分の身体の事は自分で決める』と言うような事が書いてある。
2章は自分の気持ちについてなのだが……この章、わかり辛いなと感じる。
3章は同意すること、同意を貰う事。要は、相手に関する事はちゃんと相手に質問する。そして、相手の話を聞くという事が書いてある。
着てる服で同意かどうかは決められないと、水着を着ている子を突き飛ばしてはいけないというのがあるけど……そんな事をする人いる??と思いながら見てしまった。 日本版だとここに、『ミニスカートだからと痴漢してもいいわけではない』みたいなものが入ってきそう。(実際の痴漢はミニスカートだからというよりも、大人しそうな子を狙うらしいけど)
4章は気持ちが変わってもいいという事を説明している。
断ったら相手が怒るかもしれないケド、それでも自分で決めていいとある。
5章は安心して付き合える関係
6章は自分も同意を忘れちゃうことあるよね。だから、『同意をとる練習』が必要となっている。
同意は意識しないと忘れてしまう。断られても、断ってもいい関係がいいけど、その為の練習は必要。
7章は誰かを支える説明。被害を受けた人には「君は悪くない」と伝えよう。
8章はささえあう説明。
『まわりのだれもが「同意」をちゃんと実行できているわけじゃない』
身も蓋もない終わり方だけど、それが現実なんだよなというのも痛いほどわかる。
だから、わからない人と話すより、わかってくれる人と話そうねという話なのだが……この『同意』がわかる人を探すのが大変なんだよな。とも思う。
絵本や児童書から学ぶ一週間でした。マル。
まだまだ、足りない。小説も読みたいのに、今の私の頭は『学習モード』