姪っ子が「ヨル二カケル」が一番人気なんだよ。と言うので調べてみた。
鬼滅じゃないのか? 何なんだその曲? と調べて出てきたのが、小説をもとに書かれた曲だった。なので、その小説を読んでみた。
「タナトスの誘惑」
『タナトス』何か聞いたことあるような? でも、詳しく覚えてない。
読んでいくと、『死の神』っぽい事が判った。
短くて読みやすい。なにより、ダークさが好み。
自殺願望を持ってない(と思っている)主人公が、自分の中の自殺願望に気がつくお話。一言で説明するとそれだけなのだけれども、空気感とか、言葉とか……好みすぎる。
でも、何が現実で何が幻想なのか。読む人によって変わりそう。読み方が人それぞれになりそうなのもいい。
死神は『理想の人の姿』というのもいいし、だから『好きだから止める』にも『好きだから一緒に』にも変化するのがいい。
その死神、私もほしい。私はどっちを選ぶのだろう。