なぜ生きる 単行本 – 2001/4/20
明橋 大二 (著), 伊藤 健太郎 (著), 高森 顕徹 (監修, 読み手)
「なぜ生きる」を読んでみた。
この間、「なぜ生きる」のアニメ映画を見てきたので、本はどんなものだったのか思い出したくて読み直した。
10年以上前に読んで、すっかり忘れていて、一つも覚えてなかった。
読んで思う事。
アニメは判りやすいストーリーが付けられていたんだなぁと。本はうだうだと「この世は地獄だ」みたいな話が続く。
正直、うんざりしてしまった。
そして最後まで、「なぜ生きる」は謎のまま終わる。
前半はこの世の地獄を憂う話。
後半は親鸞様を称える話。
親鸞様は嫌いではない。そもそも全く知らないに等しい。
単に祖母がお経の代わりに歌っていた歌で出てきた人という程度にしか認識していない。後は教科書に書いてあったこと程度(?)
親しみはあるが、んじゃどんな生き方をした人?と言われると知らない。
それをざっくりと知る事が出来たのはいいと思ったが……「親鸞様はこう言われていた」みたいなものは解釈次第でどうにでもなるような気がしたので、それ……ホントにその解釈で合ってるの?と思ってしまった。
アニメにしても前半は判りやすいストーリーが付いていたけれども、後半は仏教の話ばかりでつまらなかった。
…と、ここまで書いていて思った。
前回も、「この本には『なぜ生きる』の理由なんて書かれてない。つまんない」みたいな感想を書いた気がする。
いろいろ調べると、とある組織がこの本や映画を作ったらしいが……
宗教組織っぽいところらしい。色々と納得してしまった。
宗教が悪いとは言わないけれども、がっつり宗教は嫌厭する。
この本はお勧めしない……他の親鸞様の本も読んでみて比べるならいいかもしれない。
私はそこまで親鸞様が好きとか調べたいわけでもないので、そう思うだけかもしれない。