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「鏡の国のアリス」を読んで

2024/01/23
鏡の国のアリス (角川文庫) 文庫 – イラスト付き, 2010/2/25
ルイス・キャロル  (著), 河合 祥一郎  (翻訳)


不思議の国のアリスに続いて、鏡の国のアリスも読んでみた。
こちらも上のものではなくて、注釈付きのものを。


感想……読んだ。読めた。疲れた。
こちらも「不思議の国」と同じく、物語はテンポが良くて読みやすい。のだが、注釈につかれたのと、「鏡の国」の方は詩(ポエム)が多くて……意味を捕まえるのが難しかった。

さらに訳も若干、古い言葉なので頭の中で言葉の置き換えをするのに疲れた。
もう一つ、ひらがなが続いていて単語の区切りはどこだ??みたいなところも多かった。
読んだ本は高山宏:訳となってた。
訳が悪いわけではないのだと思うケド、硬くて噛むのに疲れた。


肝心の物語は……ちょくちょく入ってくる「詩(ポエム)」が良い感じで邪魔をしてくる。
おそらく書かれた背景(要は注釈)が無ければ意味が全く分からないだろうなと思った。そーいう意味では注釈は役立った。

『鏡の国』はチェスゲームと連動しているらしく、全くチェスを知らない私にとっては……なぜ駒がそこに動くのかが分からなかった。
注釈には「正式なゲームではこうなる」みたいな事が書かれているが、それがさっぱり理解できない。
けれど、物語はチェスゲームを知らなくても読み進めることが出来る。
読み直したいかと言われたら……もうお腹いっぱいなのでごちそうさま。な気分。


こちらも「不思議の国」と同じく夢オチ……のようなのだけれども、自然に現実に統合されて行くので、章タイトルに「めざめて」がなかったら、どうなったのだろう?と考えてしまったかもしれない。


次はもう少し砕けた本を読みたいと思った。

鏡の国のアリス (角川文庫) 文庫 – イラスト付き