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運動会に思うこと

2023/07/15

この間、姪っ子の運動会があった。
一つは地区運動会。もう一つは保育所の運動会。

保育所の運動会は体育館のようなところで、園児たちの遊戯やリレーや親子参加の競技などがあった。
小学生の子達のリレーもあって、子供の成長がよく判る運動会だった。
白組紅組に分かれてはいるものの、組で競い合ったのは玉入れだけ。後はただただ楽しむものだった。

地区運動会はグランドで最初だけ、園児たちの遊戯とリレーがあった。
その後は地区の人達がリレーしたり競技したりして地区の競い合いをしていた。(園児たちは点数なしだけど、その他は点数が入って競い合う)
姪っ子が参加終了したら即帰ったので、どの地区が勝ったのかは知らない。


園児たちの遊戯もリレーも基本は『ただただ、楽しむもの』だけど、もちろんそうではない部分もある。
3歳児ぐらいまでは『参加する』ことだけ要求される。
4・5歳児には『【ちゃんと】と参加する』ことが要求される。

出来なくてもOKだったものが、4・5歳児には『出来る』事が要求されてるんだなという事が伝わってきた。
特に5歳児は人数が少ない事もあって、目立つ。
最上級生として、『ちゃんとする』という自覚も出てくるんだろうなぁ。


そう思ったのが、地区運動会での遊戯だった。
3・2歳児は全く動けなかったのだ。
姪っ子に聞くと、初めてのグランドでの遊戯だったらしい。
体育館で、あれだけ楽しそうに踊っていた子(踊ってない子もいたけど^^;)たちが、ほぼ棒立ち。
グランドの広さと人の多さに圧倒されて、戸惑って全く動けない。

対して、4・5歳児は一応動けている。
ぎこちない部分はあるけれど、棒立ちではない。
5歳児に至ってはほぼ完ぺきにこなしていた。
少人数ゆえの指導の濃さもあるのかもしれないけど、それにしてもすごいなぁと思ってしまった。


ただ、完璧さを求めすぎじゃないのか??と思う点もあった。
立ち位置が多少ずれているだけで、保育士が強制的に腕を引っ張り訂正していたのだ。
それを見ていて思いだした。

私も、それやられた。
広くて慣れない場所と人の多さでわたわたしてたら、いきなりぐいっと引っ張られて立ち位置の矯正をされた。

すごーくイヤだったのを覚えている。


未だに同じことが行われているんだなと思った。
立ち位置が多少違うくらい、見逃せないのだろうか?
まだ5歳(6歳になった子もいるのかなぁ)の子供だよ?どこまで完璧を求めてんのさ。


立ち位置の矯正されても、何の役にも立ってないと思うケドな。

運動会そのものが嫌いだった私は、参加の自由が欲しかったなぁと思う。
そして、やっぱり運動会が嫌いだ。
見てるだけで苦しい。嫌な思い出しか思い出せない。