富山地方鉄道殺人事件 新書 – 2019/1/22 西村 京太郎 (著)
「富山地方鉄道殺人事件」を読んでみた。
地鉄だ。地鉄だ。と思って読んでみた。地元。最寄駅は地鉄(富山地方鉄道)。
で、西村京太郎と言えば……ドラマしか知らない。十津川刑事……の話?と思って読んでみたら、最初は全く出てこない。途中で出てきてやっと、十津川刑事の話だと分かった。
わー。すごーーい。電車の話が詳しく書かれてる。それ、知らなかった―っていうのまで、詳しく書かれてる。
特に観光列車の名前。。通ってるのは見てても、列車の名前は知らなかった。
最初は黒部の方ばかりでつまらないなーと思った。こっちこないのかなーと思っていたら、ちょっとだけ……ちらっとだけ出てきた。観光地の話も知らない事いっぱい。すごーい。すごーい。
お勉強になります。と、地元情報満載で満足。
ストーリーは……あまり好みではない。
政治家の話だし、トリックっぽいトリックでもないし。
ただ、最後の方で地鉄の一番小さい駅は??みたいなのものには笑えた。
結論「ほとんどが小さな駅ばかりでどの駅か分からない」と書いてあった。無人駅。待合室しかない木造づくり。そんな駅が、地鉄にはたくさんある。って、地方ならどこも、そんな感じじゃないのか――??
そしてラストは、とてもあっさりと終わってしまった。最初から犯人は決まっているので、『どうやってラストに持って行くのだろう』と思いながら読んでしまった。
時系列を読むだけみたいな小説。
物語は面白くはない。けど、情報満載なので満足。
富山地方鉄道殺人事件 新書