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どろろ(アニメ)を観ている1

2023/07/15

手塚治虫作品の「どろろ」をみてる。
原作漫画は小学生の頃に読んだ。
とても面白かったのを覚えてる。


で、今、新しくアニメになったのと、むかーしのアニメとをみている。
比べると現代の規制線が見えてきて、やっぱり限界値というものがあるのかなと思ってしまった。


昔の作品は……悪く言えば下品だ。
「ばかやろう」は当たり前。「くそぼうず」「くそがき」「しにぞこない」「めくら」「かたわ」などなど、普段あまり耳にしない言葉が沢山出てくる。


新しい作品はそれらの言葉がぐっと減っている。
どろろが百鬼丸を「おにいちゃん」と、言ってるのは衝撃的すぎた。
昔の作品は最初から「あにき」だった。「おにいちゃん」なんていう可愛いキャラだったかどろろは??と思ってしまった。
……ううーん。でも、漫画は最初、そうだったっけ?忘れちゃった。



最初から、幾つかあれ?と思った点を上げてみる。


:両親が百鬼丸を捨ててない。産婆さん?が赤ん坊を捨てている。
やっぱり、親が子供を捨てるのはNGなのか?それとも、殿様が自ら子供を捨てるのは現実的ではなかったから?

:どろろが、ただの盗人ではない。悪人から物を盗む良い子(?)になってる。
昔の作品はただの盗人だった。新しいアニメは、悪人から物を盗むと言った感じになってる。
鼠小僧化してるどろろ?? 現代では子供が盗人するのはやっぱりNG?
それとも、主役級が盗人では困るのか??

:どろろを殴ってた男が魔物に食われるシーンがあっさりしてる。
昔のアニメと比べるせいだろうけれど、最初の犠牲者は魔物に食われて身体が溶けていく。
漫画もこのシーンは数コマ使って溶けていく様子が描かれていたような。
新しいアニメは……何か知らないケド、スライムっぽいものの中に吸い込まれて行って終わり。
……そこ、一番カラーで見たいところ!!←やっぱりまずいのか?


:くそぼうず……のシーンがサクッと消えてる。
最初に『飢饉で苦しんでいる』というシーンがさらっと出たせいなのか。
昔のアニメではどろろが「お坊さんに助けを求められたが、悪態をつく」シーンがある。
その後、おにぎりを持って、坊さんの元に戻るけれど、坊さんは死んでいる。
他にも、どろろが「盗人!!」と追いかけられてる間に、道端には飢え死にした人がいる……みたいな場面もあるが、
新しいアニメにはそれらの描写は一切ない。
……道端に死にそうな人はいないのが現代的なのか??
それとも、それらを「飢饉で人々が苦しんでいる」の一言でサクッと描写したことになるのかな。



と、一話目の感想を書いてみる。
漫画は手元になくて、記憶もあいまいなので、もしかしたら漫画に合わせてるんだよーという部分もあるのかもしれない。



色々書いたけれど、昔の白黒に比べると、今のアニメはカラーでグロくて好きv
ただ、このグロさ……無理な人もいるんじゃないかな。
昔のアニメは下品だけどグロくない。
赤ん坊の顔の皮膚がないとか……想像してなかったんだけどな。
これができるなら、溶ける途中の描写をカラーで……とも思う。


昔のアニメの赤ん坊は目と鼻の穴が開いてるだけのクリンとした可愛い姿。
バシバシ人が死んでるけど、白黒なので普通に見ることが出来る。



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二話目で百鬼丸が話せない事が分かった。……超能力はない設定らしい。
話さないので不気味だ。聞こえない。見えてもいない。(エネルギーの光?みたいなものは見える設定)
見えないのは漫画も昔のアニメも一緒。


どろろが、何だか世話焼き女房になってるような……


名前も最初は言わない。
が、ラスト辺りで、地面に文字を書いて教えている。
で、どろろは読めないので、一緒に居たお坊さん(?)に聞いている。
……どろろが文字を読めないのは判る。
けど、百鬼丸はどうやって文字を習得したの?という疑問が。
ヘレンケラーみたいに、掌に書いて?
あの状態で文字を習得するのってかなり大変だろうな。


最初の化け物の話がサクッと終わってしまって、あっけないなと思う。
ここで確か、化け物の女性がどろろの母ちゃんに似ていた。という話が昔のアニメにはあった。
確か漫画もそうだったような。




昔のアニメと今のアニメ1作目は話がほぼ同じ。
昔のアニメは2話目で百鬼丸の過去の話が出てくる。
医師に育てられて、そこを出た後はお坊さん……名前を忘れた……と一緒にしばらく旅をする。
が、古寺に置き去りにされて、孤児たちと、孤児を世話している女…(みよ?)と暮らすように。
それも侍たちに襲われて、皆殺しにされる。百鬼丸は侍たちを皆殺しにしてまた旅に出る。
というような…感じ。今のアニメだと3話目に過去話が出てるけど、主人公は百鬼丸の育ての親。


当の百鬼丸はやはり感情が分からない不気味な存在でしかない。

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いまさらだけど、どろろの話を適当に説明してみる。


とても簡単にいうと
盗人として生きてきた『どろろ』と魔物に身体を取られた『百鬼丸』の旅の話。
どろろは親を亡くした孤児。
百鬼丸は親が魔物と契約したために、身体を(魔物に)取られた。
百鬼丸は捨て子だが、育て親(医者)に拾われた。


と言うような話。


続きが楽しみなのです。


漫画も昔のアニメも48体の魔物。だったけど、今のアニメは12体。かなり減ってる……ので、終わりまであるのかな。