「人の道御三神といろはにブロガーズ 作:笙野頼子」を読んでみた。
・人の道御三神
いつもの、わからない世界を読む。金毘羅がここでも出てくるのは面白いなと思ったけど、他作品の金毘羅と同じ存在を指してるのかはよくわからない。似たような存在の別物?同じものとして書いてあるの?そもそも、作品が続いてることになってるの?なんで作者が作中に出てくるの??
たぶん、系統(?)としては『金毘羅』と同じなのだろうと思いながら読んだ。ただ、場が『ブログ』というネット空間になってるだけで……いや。でも、これがブログという意味がわからない。ブログ記事を物語作品にしたものという体なのか?
神様の話が好きなんだろうなという事はわかるけど、いつもながら何を読まされてるのかはわからない。わからないままに終わったと思ったけど、中途半端な気がしてしまった。
・いろはにブロガーズ
中途半端じゃなかった。……人の道御三神の続きだった。
神様のお話が延々と続く。ブログ記事として書いてあるものという体っぽいけど、ノリが良いのと意味がわからないのが合わさって、何を読んでるのかわからない。
神様の話で廃仏毀釈や神仏習合あたりの話というのはわかる。薄い知識でしか持ってないけど、それとすり合わせながら何とかついて行こうとするけど……独特の世界観に負けてついて行くのを諦める。
・楽しい!? 論争福袋
これは後から付け加えたみたいだけど、人の道御三神の続き。
現実の論争の話なの……?それとも、この部分も創作?
3の引用で論争で説明があったけど、いまいちよく分からなかった。文章はわかりやすいハズなのに、頭に入ってこない。いや。わかり難いのかな。たぶん文学界や映画の話の知識が私に無いから読めないのと、人の名前も入ってこないのと、部分的な揶揄の言葉がさらに私の理解を阻害してしまうのと、おそらく『自分の視点だけで正当性を語る』というものが私の好みとはかけ離れているのと……。いろいろ混ざって結局『わからん』になってる気がする。言い争いは二人どうぞ……みたいな気持ちで読み終えた。
どこをどう切り取っても、何を読んでるのかわからないし、説明をしろと言われても説明できない。感想は『わからない』しかない。
わからなすぎて、『終わった』という安心感しかない。こういう本は『この作家さんや作品が好き』という人の感想を読んで理解した方が早い。読者の感想文が一番作品を理解できるような気がしてる。……私が読み取れるものは『人の道御三神』の話だったよという事と、『ブログが舞台』になってるよという事程度である。
……読めないものを読めないままに、『読めた部分だけ』書き残してる。
ごちそうさまでした。
