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骨。 皮。 肉。

2023/07/15

死体を見てきました。

……訂正。
『人体の不思議展』に言ってきました。
以下、グロイ表現があるかもしれません。
苦手な方は読まないように。
ついでに、いつもより長いです。






たどり着けるか不安だった『街』に行って来ました~☆
暑かったので駅で涼んでました。駅の方は人身事故があったらしく、電車が遅れていて待つ人がいつもより多かったです。
少々、居辛かったのでバス停へ……バス停で待つこと20分。
時間になってもバスは来ません。始発ですよ?バスが控えてるのが見えるのですが、バス停の方へは来てくれません。
不安になってバスの方へ向かうと、運転手さんが気付いたようで動かしてくれました。
バラバラと乗り込む乗客たち。

次のバス停で運転手さんが降りて何かしてました。
何してるのかな?と思ってると、車椅子の方の補助をしていたみたいです。
が、かなりてこずってる様子。見かねて、乗客の一人が「手伝いましょうか?」と声をかけてましたが、運転手さんは「座ってて」と。……何か、感じ悪ー。
何とか車椅子の方を乗せたのは良かったのですが、また次は出した板(羽?)が仕舞えない様子。車椅子の方の「車体を上げたらどうですか?」の一言で車体を上げて、板が仕舞えて、やっと発進。
20分近くロスしたんじゃないかなぁ。。
その後は運転手さんも愛想良くなって、順調に進みました。
新人さんだったんじゃないかなぁ。研修は受けたけど、実際にやるのは始めてか、数回って感じに見えた。女性の運転手さんでした。
ついた時間が予定より15分近く遅れてましたが……。

ついでに、降りるバス停を間違えたらしく、一バス停分歩くことに……。
これはミラクのせい(TT)
調べたら○○公園前ってバス停って書いてあったのに、そのバス停で止まらなかった。
なくなったのかなぁ。違う路線だったのかなぁ。

歩くといっても10分も歩かなくてもいい場所だったのですが、母が「どうせだから、公園の中を通っていこう」と言うので、公園の中へ。
そして、公園の中で『アジアの漆器展』(だったかな)と言うのをやってるのを発見。
「見ていこうか」とお互い顔を見合わせ、ミラクの「見る~☆」の一言で決定v
受付で「お城の展示との共通券もありますよ」と言われ、値段も高くなかったので「ついでだし、見ようよ」と言うミラクの言葉で、共通券購入。
漆器・陶器?がいっぱいでした。細かい説明を読んで、展示物を眺めて。
つやつやの陶器がいっぱいvお馬さんの形をしたものとか、キラキラしたものとか、変わった絵が描いてあるのとか。鳥さんの形の入れ物とか。
「これって、仏壇の線香立ててるあれ?」と母が指差したものを見て、「えー?そうなの?」と笑ってたら、説明にちゃんと書いてあった。元となったものだって。
ああ。なるほどなぁ。
一通り、一階を見終わって、二階は現代の芸術品のようだったので、適当にみてました。
作者が書いてあるけど、知らないよーって感じで。
最後にあったのが、お茶室。説明にはどっかから移築されたものだと書かれてました。
ちゃんと、お庭もあって。その説明も。
日本家屋って……いいなぁ。
でも、庭って管理するのが大変なんだよね(^^;

次はお城~☆
……富山城です(笑
えっと。郷土博物館?だったかな。そんな名称になってました。
お城の歴史を延々と読んで。あまり頭に入ってないです。
お城が何度も火事で燃えたとか。佐々成正?とか前田の殿様とかの話とか。
よく判ってないです(笑
歴史は嫌いなのですよ。繋がらない。いつの時代?ってなる。
んで、天守閣に登る。……殿様じゃーって気分にはなれませんでしたよ。
なんせ、回りは天守閣より高いビルがいっぱい。
せめて晴れていれば、(ビルの隙間から)富山湾や立山連峰ぐらいは見えただろうけど、曇っていたのでそれもない。
そしてあるのは、目の前の金網。。これは転落防止?判るけど……景色を台無しにする効果抜群だよ。
戦国時代のような見晴らしはここにはない事だけは良く判ります。

ここまでで、すでに正午を回ってました。
母は「昼までに帰るー」って言ってましたが、まだ本命を見てません。
なので、昼までには帰れませんでした。

さて、本命の『人体の不思議展』
実は場所がよくわかってなかったり、行けばどうにかなる。と思い、行きました。
どうにかなりました。
親切な係員さんが「入ったら、出られないのでトイレは済ませて置いてくださいね」というので、トイレへ。。母がね。ミラク、したくなかった。
途中で別の係員さんに「人体の不思議展はこちらです」と言われ、母はおもわず、「トイレに行ってから」と……係員さんに「いってらっしゃいませ」と言われてしまった。
(* v v)。 ハズカシ
 
 ― 人体の不思議展 ―
思わず、おおっと思った。
これが死体なのか?と。もちろん特殊なコーティングをしてあるんだけどね。
生きていたものだと思うと、やっぱり怖かった。
それでも興味本位が勝って、見る!!
ぐるりと後にも回って見る。背骨。やはり、背面は黒い部分がある。うっ血した後かなと思った。平たくなってる部分もおそらくコーティングで背面を下にするからだろうなぁなんて考えた。
……ふと、目が止まる。
………………………………男性だ。
背後で係員が「展示物に触らないで下さいー。ガラスに寄りかからないで下さいー」と叫んでいた。
えー。触れるんじゃないの?触れる展示物はどれ?って思った。
触れるって事で来たんだから。
触れなくても見るだけみまくるけど。
筋肉のつき方、骨の形。神経。血管。
ミイラのような干乾び方ではないが、やはり水分を無くした分干乾びている。
……水分があったら腐るしね。
顔にはめ込まれた目が異様に光っていた。これも本物か?と思ったが、光りすぎてる。
後から、本物の眼球があった。やはり濁ってる。ということは光ってるものはガラス玉。
背中の筋肉が羽に見えた。どの標本も背中に羽が生えているようだった。
皮膚だけを取り除いたもの。皮膚よりももう少し下の肉も取り除いたもの。
内臓の標本。手の神経、血管の標本。手から腕への筋肉を見やすくしたもの。
足の標本。膝の関節の標本。眼球。舌。脳。心臓。等の部分だけのもの。
顔だけのものもあった。脳と神経の繋がりを示す標本とか。
人を輪切りにした標本。いろいろなものがあった。


と、とある男性が、係員に詰め寄っている声が聞こえた。
詳しくは聞いていないが、要約すると「一般の興味本位の人達にこんな風に死体(標本)を晒すなんて、死者に失礼だ」というような感じ。
それに対し係員が展示は一般の方にも医学に興味関心を持ってもらうためのものと言った上で『貴方の仰ることもわかりますが、倫理観は人それぞれですから』と言っていた。
上手いかわし方だなと思った。
もしかしたら、マニュアルがあるのかもしれないが。
男性の言う事も判る。判るが、それは文化や環境が背景にあるからだと思う。
死者は死者であり、死体は死体(もの)であるという文化を持つ場所だってある。
……日本はそうじゃないので、そんな場所と比べてもどうしようもないのですけどね。

黒い肺があった。
煙草でも吸ってた人なのかなと思った。
その後で、健康な人の肺(ピンク色)と喫煙者の肺(真っ黒)を並べてあった。
子宮ガンの人の子宮とか……病気の人のものを並べてあった。
ここで、ふと思った。
展示の意味はここにあるのかなと。
健康だと思ってる人にも、病気への関心を示してもらう為。
検診にちゃんと行ってくださいよーとでも言うような。
ミラク、これ見て思ったもん。あ。やっぱり婦人検診って行くべきなのかなって(笑
いつも、無視してるんだけどね。

ラストにあったのは宣伝していたものだった。
脳年齢と骨年齢の測定……間違っておもわず、入っちゃう所だった。でも、ホントは迷ってたんだよねー。やってみたいなぁとおもいつつ、やっぱり止めちゃった。
脳を持つ……でも、これ。。かなり縮んでるよ?ホントにこの重さなの?
脳の凸凹さはわかったけど。
人体に触る……恐る恐る触ってきましたーー。
これが目的だったんだもん。
でも、かなり躊躇った。
先にとなりのおじさんが触ってた。びよよんって人体が動いた。
おおっ。おもしろい。こんなゴムみたいなの?って思った。
壊さないかなぁと思いつつ。突付いてみる。うん。コーティングされてて、硬い。
ちょっとやそっとじゃ、壊れないだろうと安心して、ペタペタ触って見る。
内臓とかつつく。骨とか撫ぜて見る。筋肉のすじをなぞって見る。
そんな感じで、人体の写真集?をお土産に。

バスの時間は丁度だったのですが、ミラクの「お昼食べてから、かえろーよ」の一言で、一本後のバスに決定。
で、お昼を食べてから、帰る。……実はちょっと、食欲なし(^^;
うん。やっぱり、あれを見た後はちょっときついかも。

そんな感じで一日終了ー☆
また、行きたいなぁ。←懲りてない。